プレミアム効率モータ(IE3の三相誘導モータ)
○プレミアム効率(IE3)への規制
2015年4月1日からIE3のプレミアム効率のモータの製造・販売が義務付けられました(省エネ法)。規制以前からご使用のモータはそのままご利用いただけます。このIE3相当の効率規制は、日本の他、米国、欧州、韓国などでも始まります。
このIE3の効率を実現するため、鉄心、コイル、フレーム、ファン、回転子などの設計が見直されました。取付寸法は従来品との交換がしやすいよう同一サイズとしている製品が多いです。
○プレミアム効率(IE3)モータの導入効果
IE3のプレミアム効率は、IE1との比較で40%から50%削減、IE2との比較でも20%から30%程度の削減となります。
IE3のモータを導入すると、IE1からIE3への更新で、4極・5.5kW・200V、1日12時間、300日駆動すると、年間2万4千円程度の電気料削減と見込まれています(三菱電機)。また、37kW、1日16時間、300日で、13万1千円程度の削減になるという試算がされています(日立産機)。
始動と停止を繰り返す場合や、高速回転となることで入力が増加するような場合には、総合的に省エネにならない場合もあります。
○シリーズ名と効率
例えば、日立産機のザ・モートルNeo100 Premiumシリーズや、三菱電機のスーパーラインシリーズ SF-PR型は高効率(IE3)相当です。