交流電動機産業の動向
○交流電動機の生産規模(2003年)
経済産業省生産動態統計によると、2003年(平成15年)の交流電動機の生産台数は1949万台、出荷額1847億円、容量217億9千kWでした。
台数と金額の内訳は、単相誘導電動機が台数54%・金額14%、標準三相誘導電動機が台数4%・金額7%、70W以上の非標準三相誘導電動機が台数30%・金額74%、その他70W以上の交流電動機が台数12%・金額5%でした(比率は当社計算)。
※参考文献:経済産業省 生産動態統計 28回転電気機械
○交流電動機の生産規模(2013年)
2013年は、10年前と比較して、生産台数は約半分の890万台と減少しましたが、出荷額は約2倍の3795億円、容量は約3倍の621億8千kWとなりました。
台数と金額の内訳は、2013年は10年前と比較して、単相誘導電動機が台数33%・金額3%と減少、標準三相誘導電動機が台数4%・金額11%と同水準、70W以上の非標準三相誘導電動機が台数22%・金額32%と減少、その他70W以上の交流電動機が台数7%・金額5%となりました。
○PMモータの成長
生産動態統計では、2012年から永久磁石を用いた同期モータ(PMモータ)が計上されています。2013年には、交流電動機の内、PMモータは自動車向けで台数の9%・金額25%と大きく成長しました。自動車向け以外でも、PMモータは台数27%・金額30%と、三相誘導モータへの需要を置き換えました。